2006年対馬への旅(5日目)

●7月14日(金)

 朝7時に起床、今日も朝から快晴で気持ち良い一日になりそうだ。朝食は例によって菓子パンと紅茶だ。その後すぐに撤収作業に入る。テントもそれほど湿気を含んでおらず、楽勝のパッキングだ。名残惜しいがキャンプ場を9時出発する。フェリー埠頭まで、今度は荷物を担いでの移動であり、ちょっと気合をいれていったのだが。歩いている途中、キャンプの管理人のおじさんに誘われ、軽トラックに乗せてもらうことに、人間こういうときは好意に甘えなければと思い、迷い無く乗らせていただく。ほんとは足裏が痛くて、天にも登るほどうれしかったのだが、それを顔に出すことはなかった。

   管理人のおじさんは元学校の教師をしていたということで、親切そうな良い感じの人であった。すぐそこに見える湾の真中に浮かんでいる漁船は韓国の船とかいろいろ教えてもらう。どうやら違法操業であるらしい。しかし、そんな感じにとても見えないどうどうとした感じだ。そして、疑問点であった、山のふちにある墓石のような物の正体を聞いてみる。どうやら、日本ミツバチの蜜をあつめる養ぼう用の箱とのことだ。この地では、ああいう容器で蜜を集めるとの話であった。それは専門業者ではなく、一般農家で普通にやられているという話であった。日本国内でも、見たことも無く、ひょっとしたら朝鮮半島、中国起源の習俗かもと想像を巡らしてしまう。そして車は、市街地に入っていき、フェリー埠頭まであっという間に到着する。徒歩で1時間以上かかるところが、車だと10分程度で到着だ。乗せてもらったお礼に最敬礼で挨拶する。

   さて、予定より1時間以上も早くフェリー埠頭に到着だ。昼食は近くのスーパーでお好み弁当とオカラを購入する。時間もあったので、猛烈に痛い足裏のマメの痛みを軽減するため、薬屋で、魚の目、タコ用、真中が空洞になったバンソウコウを購入することにする。その薬屋のオバちゃんが話し好きで、つかまりそうになる。東京のどこからきたかと聞かれたので、目黒からというと、この地の殿様は江戸時代に目黒に屋敷をもっていたという話であった。そして、私もこの地にくるまで知らなかったのだが、対馬は長崎県に属しているということだ。距離的には佐賀県がもっとも近く。交通的は福岡県が最も便利なのにもかかわらず、なぜか長崎県。かなり歴史的な経緯があるようだが、そのオバちゃんはひたすら、長崎県より福岡県の方がいいのにとぼやいていた。話はとぎれないような感じであったので、なんとか打ち切りにして、フェリー埠頭にもどることに。戻ってみて、なかのウオノメテープを見てみると。何故かいっしょにタオルも入っていた。どうやらサービスで入れくれたらしい。これまた感謝。そして、ベンチでゆっくり、弁当とオカラでランチとする。いとうまし。

   しばらくして乗船時間となる、今度は数日前に対馬に渡った時のような深夜の運行ではないので、船上から写真を撮るのが楽しみだ。乗り込んでみると、前回よりも客は少ない。広間の一升(?)に二人見当という込み具合だ。出港5分前ぐらいから、船上で写真をとりまくる。段々と遠ざかる島々等を写真に収める。〔湾内遠景1〕 〔湾内遠景2〕 〔湾内遠景3〕 〔湾内遠景4〕朝鮮半島はどうも見えないようだ。そして、なにより、驚いたのがトビウオたちの躍動的な姿だ。船が近づくと飛ぶというより跳ねるようにして海上を小気味良く移動していく。そして、マグロかカツオわからないが、中型の魚も、そのトビウオのジャンプの後を追いかけるよう、ジャンプしつつ追いかけていく。〔ジャンプ!〕久しぶりに生の生物界のダイナミズムを感じられたような気がする。逃げるためとはいえ、どんどん飛距離を伸ばしてであろう、トビウオ。それプラスえら呼吸から肺呼吸だできる仕組みをもてたら、海と空の覇者になれたかもしれないのに残念だ。

   島影がほとんど見えなくなったところで、船室にもどり、仮眠を取る事に。しかし、今度は到着30分ほど前には目を覚ますことができた。船内にある衛星電話とタウンページで、博多市内のビジネスホテルで宿泊可能なところを探す。2つは断られたが、3つ目で見つかりほっと安堵する。明日の早朝は博多山笠のメインイベントの追い山であり、おそらく混んでいるだろうと思っていたが、一安心だ。そして、夕暮れの中、フェリーが博多の湾内へと入っていく。
〔夕闇せまる博多湾〕

   船が接岸し、下船した後、すぐに予約したビジネスホテルへと向かう。大通りから少し入った所にある割と安いビジネスホテルだ。スーパーホテルという大げさな名前だ。チェックインをする。前金制度なのはいいが、なんと、カギはわたさない仕組みだ。そのかわり、部屋番号と4桁の暗証番号を書いたレシートのようなものを手渡される。これで部屋の電子ロックを解除する仕組みのようだ。確かに防犯上は有効なシステムかも。

   既に8時を回っていたが、近くのコンビニにコンビニ弁当を買いに行く。連日の歩きで足裏はもう限界だ。ウオノメテープもそれほどの効果はなかった。そこで、バンドエイドと爪切りを購入し、痛い足マメをつぶすことに。食事の後が治療タイムだ。爪切りで開けた穴から、マメの中のリンパ液?を押し出し、その上にバンドエイドをはる。足裏の痛みがかなり楽になる。早朝の追い山を期待して、風呂に入り眠りにつく。


●本日のデータ
○天気
晴れ
○日程
 (三宇田海水浴場のキャンプ場)−>(比田勝フェリーターミナル)−>(周辺散策)−>
 (比田勝フェリーターミナル)−>(博多フェリーターミナル)−>
 (博多のビジネスホテル(スーパーホテル博多))
○食事
 朝食:キャンプ場で菓子パンと紅茶
 昼食:比田勝フェリーターミナルで日替わり弁当
 夕食:ビジネスホテルにてコンビに弁当
○今日の宿
 スーパーホテル博多