|
みちのくツアー2007
秋田内陸縦貫鉄道
(MAP)
3日目第3章 2007.1.3
※写真部へのマウスオンで解説文、クリックで
拡大写真(100〜150KB)が表示されます。
■ 阿仁合の建築意匠 ■
山門を後にして駅の方へと戻る。もう一方の町外れの方に歩いていく。途中に「遺族の家」という見慣れない小さな標識をつけた家があった。これは太平洋戦争の際のものであろうか。そうであるなら60年以上前のものだ。その建物の壁面も中々ユニークだ。坂道の傾斜に合わせるように窓ガラスが互い違いになっている。他にもコンクリートブロックを積み立てて作ったような建物とか、この土地の周辺の建築物の様式が何か型にはまっていないような印象を受ける。旧鉱山の町というのが何か関係しているのだろうか、疑問はつきない。
■ 無縁塔 ■
駅前を通り過ごして急坂を登っていくと、峠のような所に到着する。そこにはちょっと傾いた石が置いてある。無縁塔と刻まれた石碑のようである。説明パネルによると、1816年(文化13年)に建てられた石碑であり、鉱山領分で不心得な事をした者が、領分外へ追放された場所が、この石碑の建てられた場所であるとのことだ。鉱山内でおきてを犯したものは、この峠の向こう側に追放され、この場所では親子の別れ等の様々なドラマがあったらしい。数々のドラマに思いをはせたあと無縁塔を出発する。
■ マタタビラーメン ■
三角定規のような形の駅に10分ほどで到着する。駅の中にはこぐま亭という小さな食堂がある。ご当地ラーメンでも食べようと思い、メニューを見ると、なにやらマタタビラーメンというものがある。マタタビの形状も味も知らないという致命的な問題もあるのだが、ものはためしで注文してみる。食後、とくに猫に追われることもなく、過ごせたことからも、あの作用は人間には効かないことが明らかであろうとか夢想して、列車の到着を待つ。
■ 湯煙紀行は次回に ■
ほどなく到着した列車に乗り、秋田内陸縦貫鉄道を北上する。しばらく山あいの風景が続き、少し平坦な所に出る。この沿線は温泉とセットになった企画があるらしく、旅行者風の人が乗り降りする様子が目につく。たまには湯煙ローカル線の旅もいいものだが、今回はパスすることにする。阿仁合駅から小一時間ほどで終点の鷹の巣駅に到着する。
■ 鷹巣駅 ■
ここはギネス認定の世界一大きな太鼓が自慢の町であるらしい。だが、しかし、僕の生まれた弘前市の東照宮神社には、その当時日本一の大きさを誇っていた津軽ジョッパリ太鼓があったのを忘れてはいけない。日本一の大きさの名誉は数年は続いたと記憶している。しかし栄枯盛衰、盛者必衰は世の常であり、数年で他の所に追い越されてしまったようだ。嗚呼、この鷹巣の栄華もローマの栄光と同様いつかは潰えることであろう。
|